2015-09-03
募集は締め切りました。 92名の方にご賛同をいただきました。
皆様、 IANA監督権限移管提案に対する提出意見に向けて、 国内のコミュニティから賛同者を募集します。
インターネットは米国から始まったという歴史はありながら、 今は世界中で利用され、特定の体制に属さない自律、分散、協調、 そして利用者中心のボトムアップの精神に支えられて今日まで発展してきました。 このたびのIANA機能における監督権限の移管は、 これまで歴史的な経緯から米国政府による監督という体制がとられてきたIANA機能が、 今回の意見募集の対象となっている提案(以降、 本提案)を施行することにより、 民間主導の体制に移管されることになります。 すなわち、先に示したインターネットの精神に基づいた体制になるという点で、 今回の移管は、大きな意味を持っています。
このような位置づけを持った提案を支持することは、 「よりコミュニティベースとなるインターネット基盤運営への支持」をインターネットコミュニティのメンバーとして明確に示すという意味合いを持ちます。
提案に対して特段の懸念がなく、 このまま施行して問題ないという場合も含め、 多くのインターネットコミュニティメンバーから提案への支持が表明されることは、 提案がインターネットコミュニティからの幅広い支持を得ていることを示すことにつながり、 米国商務省電気通信情報局(NTIA)や米国連邦議会での承認を後押しすることになります。
このため、 国内のコミュニティメンバーとして有志で提出する意見を策定することにしました。 意見提出にあたり、多くの賛同者を示すことでより効果的となるため、 賛同者を広く募っています。 興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。
もちろん、皆さま自身が直接意見を提出なさることも大歓迎です。 その際に、この提出意見をご参考にされることに、問題はありません。
本提出意見に賛同する場合は、 その方のお名前も記載して意見提出することになります。 これら、意見の趣旨に賛同できる場合は、 賛同の表明をお願いします。 一人でも多くの賛同をいただければ幸いです。
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IANA監督権限移管提出意見検討チーム
前村 昌紀
橘 俊男
皆様からの賛同を募るIGCJ有志からの提出意見について |
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意見募集が行われているICGからの提案(英語):
ICGからの提案の背景・要点(日本語):
IGCJ有志からの提出意見本文(英語):
(今回賛同を募る意見で、以下からご覧になれます。) 要点(日本語):
なお、 IANA Stewardship Transition Coordination Group (ICG)による意見募集では計12項に渡る設問が用意されていますが、 この提出意見は、 このうち概括的なコメントが求められている設問(設問12)に対する回答として提出されます。 |
賛同表明の方法 |
上記提出意見に賛同いただける方は、 メールでiana-comment@igcj.jp宛に「賛同者として記載するローマ字の実名:名前、苗字」をご送付ください。 送付する氏名は本名として、 所属等の情報は含まないこととします。 締め切り:2015年9月8日(火) 20:00JST |
提出された賛同表明の扱い |
提出意見の「Individuals in the Japanese Community:」の項目にアルファベット順に記載した上で意見として提出いたします。 この意見はIGCJのWebサイトでも同じものを公開します 実際に提出された意見の全ては次のURLにて参照することができます。 意見提出締め切り後、 他に提出された意見と併せてICGで検討されます。 ICGは提出された意見を考慮した上でNTIAに最終提案を提出することになります。 |
本提案は、 2014年3月NTIAがIANA機能の監督権限を移管する意向を表明した発表を受けてインターネットコミュニティ主導で策定され、 意見募集が行われているものです。
今回の提案への意見募集は、IANA機能に直接関わりを持つ関係者に限らず、 世界的なインターネットコミュニティに対して広く呼びかけられています。
以下の資料に、背景の詳細がまとめられています。
以上の背景に基づき、 IGCJメーリングリストへの呼びかけで組成された有志による「IANA監督権限移管提出意見検討チーム」では提出意見草案を作成した上で、公開し、 意見を募集、 そして2015年9月1日に「IANA監督権限移管に関する提出意見草案説明のためのIGCJアドホック会議 」を開催して議論を行った上で、 頂いた意見を反映して提出意見をまとめました。
以下のWebページに、この提出意見策定、賛同者募集に関して、 Q&A形式でまとめています。