IGCJを考える会ミーティングメモ - 2017年4月11日
開催日時:(火)16:00~18:00
開催場所:JPNIC会議室
出席者(敬称略):大橋、高村、橘、堀田
事務局:前村、根津、山崎、奥谷、塩沢(記)
1. 配布資料
資料1 :IGCJ 18アンケート
資料2 :IGCJ 19のアジェンダについて
資料3 :考える会と事務局の役割意識合わせ
資料3-1:IGCJ年次総括を受けた今後の対応
2. 議題
- IGCJ 18の振り返り
- IGCJ 19アジェンダ案
- 考える会と事務局の役割意識合わせ
- Japan IGF今後の対応事項
- Code of Conduct
- IGF 2017に向けた対応
- 別アリーナでの議論との連携
3. 議論
3.1. IGCJ 18の振り返り
IGCJ 18のミーティングレポート
アンケート・考える会メンバーによる振り返り
-
フェイクニュースはIGCJで取り上げたことのない新しいテーマであったことから、
今までの参加者属性と傾向が異なり、
さまざまな分野の方が参加した。
IGCJはテーマに応じて参加者層が切り替わることを期待しており、
想定通りの結果となった。
-
アンケートの結果は好評で、
もっと議論の時間がほしいという意見も多数あった。
-
自分に必要な情報を得ることができれば満足度があがる傾向にある。
今回のような、精通した人があまりいないテーマに関しては、
テーマを取り巻く課題を紹介するキャパシティビルディングも大切だが、
IGCJは情報提供のみではなく、
議論の場であることを踏まえ、
議論に参加できる人を呼び込む努力や工夫も今後必要である。
-
新しい分野の方に登壇を依頼する際は、
今後登壇者に対して、電子メールでの調整だけではなく、
対面もしくは遠隔会議等口頭で、
IGCJの運営と発表内容などの意識合わせを行う。
-
参加者に加えて、登壇者の感想を、
今後できる範囲で考える会メンバーが口頭でうかがうことを心がける。
3.2. IGCJ 19アジェンダ案
資料2に基づいたアジェンダの検討。
-
公募に対する応募1件「国際標準化機関を通じたグローバルマーケットへのアクセス」。
-
ITU-Dの活動状況を中心に、
ITUを通じたグローバルマーケット、
特に途上国マーケットへのアクセスに関する活用方法と事例の紹介。
-
ITU-Dの国際展開へのプラットフォームとしての実例として、
日本からの出典企業や参加者に登壇を依頼する。
-
昨年ITU TELECOM WORLD AWARDS Recognition of
Excellenceを受賞した株式会社ネクステックが登壇・発表を了承済。
-
別の視点として、
ITUテレコムワールド2016に参加した前村も必要に応じて発表。
-
G20 Digital Ministers
Meetingに関するアップデート(特筆すべき話題があれば)。
- 本会合に向けてISOCは暗号化強化に関する姿勢を打ち出している
今後の対応:
- 応募者への選定通知(事務局)
-
本アジェンダに関するプログラム調整、
適宜その他登壇・発表者への依頼(橘)
AOB候補
- IGCJの行動規範について
- IGCJ会合で取り上げるプログラムについて
今後の短期的なアジェンダ候補
- メディアから学ぶ議論のプラットフォームの作り方(日経BP社 日経コミュニケーション編集関係者に登壇と発表を依頼)
中長期的なアジェンダ候補
- プライバシー関連(米国におけるネット上の個人情報を保護するプロバイダー規制等)
3.3. 考える会と事務局の役割意識あわせ
資料3に基づき、
プログラムは多くの場合公募しても応募がない現状について以下の議論がされた。
-
新たなテーマを扱ううえで、
プログラムの内容や登壇者候補についてIGCJを考える会からの相談を受け、
テーマに応じたアドバイスを行う「プログラムアドバイザー」を公募する案が提示されたが、
合意に至らなかった。
-
プログラムアドバイザーは、
別途プログラムについて検討するPCのような組織ではなく、
考える会への諮問を行う役割を担うが、
このような別のグループを作ることに対して、
IGCJメンバーへの意見照会が必要ということで合意。
-
IGCJ会合でIGCJメンバーと取り上げてほしいトピックのアンケート結果を共有し、
継続的な議論ができる場を作るアイディアや協力をIGCJメンバーにも呼びかけることで合意。
-
ミーティングの開催頻度を見直す意見も出たが、合意に至らなかった。
-
ISOC-JPのWorkshopなど、
定期的に開催している既存の団体との連携については今後検討。
3.4. Japan IGF 今後の対応事項
-
グローバルIGFに共有するIGF-Japan会合について英語でのannual
reportという形で、
IGF-Japan担当者の確認を得た後、
IGF事務局のNational Regional IGF (NRI)レポートとしてIGFに提出予定。
-
Japan-IGFのWebサイトについて、
デザインの改善案を検討し、
IGF-Japan担当者に確認する。
-
IGF2017に向けた対応等、
IGF-JapanとIGCJの連携の可能性については、
今年の秋頃に相談・調整を始める。
3.5. IGCJにおけるCode of Conduct(行動規範)策定の必要性
-
アンケートでは、
賛否両論が示されたが策定につながる懸念を示す意見の方が多かった。
-
行動規範の目的と粒度(緩い心構えなのか、より具体的なものか)、
IGCJとして整理すべき事項と行動規範の優先順位等についての意見交換が行われた。
- 継続議論
今後の対応
-
IGCJ 19において、
前回の行動規範の必要性に関するアンケート結果を共有し、
策定を進める必要性・要望を確認しておらず、
現時点で策定予定はないことを報告。
- 参加者から更なる意見があれば募集する。
3.6. IGF 2017 に向けた対応
-
ワークショップの応募期限(2017年5月3日)に向けて、
MAGメンバーのヤフー望月さんから、
IGF 2017におけるオープンフォーラム提案書の提出期限をIGCJ全体に対しリマインドしてもらう(事務局が確認)。
3.7. 別アリーナでの議論との連携