フェイクニュースとインターネットガバナンスについて Fake News and Internet Governance

2017年3月23日 IGCJ 18
朝日新聞社 平 和博

フェイクニュースの定義

〝政治目的や、ウェブサイトへのアクセスを増やすために、サイトから配信される偽情報やデマ。ソーシャルメディアによって拡散される間違った情報〟――オーストラリア・マッコーリー辞典
(ポストトゥルース)〝世論の形成において、客観的な事実よりも、感情や個人的信条へのアピールが影響力を持つ状況〟――イギリス・オックスフォード辞典

フェイクニュースの拡散

「ローマ法王がトランプ氏支持表明」――ソーシャルメディアで100万共有
「反トランプデモ参加で3500ドル受け取る」――共有43万>閲覧7.5万

フェイクニュースの発信者

フェイクニュースの影響

〝ピザゲート〟発砲事件
“容疑者は逮捕後の事情聴取で、 〝ピザゲート〟(ネット上の架空の陰謀論)を自ら調査するために現場を訪れた、 と述べている”――ワシントン首都警察
〝大量のフェイクニュースが拡散していたのは事実だが、 選挙結果を左右するほどの影響力はなかったのではないか〟――スタンフォード大マシュー・ジェンツコウ氏ら

トランプ大統領とフェイクニュース

メディア空間の分断

米国の外でも

「拡大するフェイクニュースの現象は民主主義への脅威であり、 メディア全般への信頼を損ねるものだ」――英国議会

ファクトチェック

情報の確認、リテラシー重要に