IGCJを考える会ミーティングメモ - 2017年2月14日
開催日時:(火)16:00~18:00
開催場所:JPNIC会議室
出席者(敬称略):堀田、大橋、高村、橘
事務局:前村、山崎、奥谷、根津、塩沢(記)
1. 配布資料
資料1-1:IGF 2016報告会アンケート
資料1-2:IGCJ 17アンケート
資料2 :IGCJ 18のアジェンダについて
資料3 :Japan-IGFに関する立石氏との意見交換 (2017/1/12)
資料4 :IGCJ年次総括を受けた今後の対応
2. 議題
- IGF 2016報告会、IGCJ 17の振り返り
- IGCJ 18アジェンダ案
- Japan-IGFとしてのNRI活動
- APrIGFに向けた対応
- IGCJ年次総括を受けた今後の対応
- メーリングリストのルール
- 別アリーナでの議論との連携
3. 議論
3.1. IGF 2016報告会、IGCJ 17の振り返り
IGF 2016報告会、IGCJ 17のミーティングレポート
アンケート・考える会メンバーによる振り返り - IGF 2016 報告会:
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IGF報告会とIGCJ 17を同日開催したため、内容が駆け足であった、
時間が短い等の意見がアンケートで出ていた。
実際、時間が限られていたため、
今回は登壇者間のディスカッションや参加者からの質疑を受ける時間が十分に取れなかった。
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半日開催に延長するのは長過ぎるが、
例えば15:00から等開始時間を延長する方向で次回より検討する。
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将来的には、報告会での議論を基にGlobal IGFに対して、
今後のIGFの改善等を提言できると理想であるが、
まずはIGF 2016で何が議論されているかを国内で共有できたため、
今回のフォーマットで悪くないのではないか。
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国内からGlobal IGFへ参加する難易度を考慮すると、
今後もNational IGFとしてのこのような報告会を開催することは重要であると合意。
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IGF2017の報告会は、今回のようにIGCJイベントして開催するのか、
Japan-IGFとして合同イベントを開催するのか等、
今後IGF-Japanと相談する。
アンケート・考える会メンバーによる振り返り - IGCJ 17(年次総括):
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IGCJの活動への一定の期待はあるものの、
自分がどのように関わって貢献できるのかのイメージがわかない方が多い印象。
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一方、IGCJは議論の場であり、
そこから先の対応は議論を踏まえてそれぞれのコミュニティに持ち帰って検討・対応するというIGCJのあり方について、
あらためて参加者で整理して納得し、一定の方向性が得られた。
今後の対応:
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今後IGF報告会をどのような形で開催するか、
IGF-Japanも含めて相談、検討する。
3.2. IGCJ 18のアジェンダについて
資料2に基づき、IGCJ 18のアジェンダについて議論がなされ、
次の二つのテーマが候補に挙がった。
また、今後の中長期的なアジェンダについても議論がされた。
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候補1:フェイクニュースとインターネットガバナンスについて
メディア、学者、ニュースのオンラインプラットフォーム、
ユーザーの立場等から登壇者を招待する。
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候補2:政府と事業者から見たゼロレーティング、DPIについて
このアジェンダとする場合、
ゼロレーティングはDPIとは違うことをまず説明する。
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グローバル動向全般のアップデートは時間が限られることからIGCJ
18では行わない、今後適宜継続。
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中長期的な他のアジェンダ候補
サイバー戦争やロボット戦争の研究者
今後の対応:
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フェイクニュースに関するテーマを第1候補として、
発表・登壇者へ依頼。(事務局)
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メインテーマに加え、
冒頭でCWG-InternetとCSTD Enhanced Cooperationの報告も各15分、
合計30分確保。
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冒頭で報告事項の発表を行い、その後メインテーマとする。
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今後、IGCJで取り扱うテーマについて中長期的な計画をたてるため、
次々回のIGCJのアジェンダについても議論する。
3.3. Japan-IGFとしてのNRI活動
資料3に基づき、Japan-IGFとしてのNRI活動について議論された。
- 2017年3月7日に開催されるIGF-Japanの情報共有がされた。
3.4. APrIGFに向けた対応
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2017年7月26日から開催されるAPrIGFに向けた対応について議論された。
IGCJまたはJapan-IGFとしての応募内容について以下の候補があがった。
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いくつかの国と組み、各国のNRIでの活動を紹介。
2016年と同じくNRI活動に関するセッションが開催される可能性があるが、
その場合、NRI活動セッションとマージされてもよいので応募する。
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これまでIGCJ会合で議論してきたセキュリティ、
またはネット中立性に関するテーマでの応募を検討。
このうち、
IGF-Japanと共同で発表できるテーマとしてネット中立性が適切ではないか。
今後の対応:
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NRIに関するセッションの応募に向けて、
グローバルIGFに登録されていないがAPrIGFに参加している国や地域も含めて発表・登壇者を調整する。
事後報告:
- workshop としてではなく、built-in sessionとしてAPrIGFへ提案
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ネット中立性についてIGCJと共同でセッションを応募することについて、
IGF-Japanに相談する。
3.5. IGCJ年次総括を受けた今後の対応
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資料4に基づき、
IGCJ年次総会を受けた今後の対応について以下の議論がされた。
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用語集の有無については、用語集を用意するのではなく、
発表の冒頭に簡単な基礎知識の説明を行うことをめざすこととする。
3.6. IGCJ活動への参加のルール
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海外のコミュニティ活動やイベントにおいて行動規範(code of
conduct)を定めているケースは多い。
最近では国内でも行動規範を定めたり、
策定に向けて議論を進めている コミュニティが存在している。
このような例を受けて、
IGCJにおける行動規範の必要性について議論された。
今後の対応:
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第18回IGCJ会合において、
IGCJにおける行動規範の要否に関してアジェンダに入れ、
参加者に必要性を問う。
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必要性が確認され、
行動規範の策定をめざす場合は賛同者募集モデルを使用して策定する方向で検討する。
3.7. 別アリーナでの議論との連携
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IGCJでの活動を紹介する簡単なスライドを作り、
他コミュニティの場で発表する案があげられた。
どのコミュニティで紹介するかは今後検討。
今後の対応:
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紹介スライド、対象コミュニティのリストを作成し、
発表の場を決定する。(対応者未定)