IGCJを考える会ミーティングメモ - 2016年8月25日
開催日時:(木)10:00~12:30
開催場所:JPNIC会議室
出席者(敬称略):大橋、高村、橘、堀田
事務局:石田、奥谷、前村、山崎
1. 配布資料
資料1:IGCJ 14レポート案
資料2:IGCJ 14アンケート集計結果
資料3:IGCJ 15検討資料
資料4:Diplo Monthly Briefingについて
資料5:グローバルでの意見募集案件
2. 議題
- IGCJ 14の振り返り
- IGCJ 15のアジェンダについて
- Geneva Internet Platform Monthly Briefing (Diplo)
- National Regional IGF
- グローバルでの意見提出の機会
- 別アリーナでの議論との連携
3. 議論
3.1. IGCJ 14の振り返り
■IGCJ 14レポート案の確認・公開
- 資料1について事務局からIGCJを考える会へ確認依頼。
- 会議レポートの今後の必要性・粒度の適正を事務局より確認。
-
会議レポートは有益であり、
現在の粒度が適切との意見が出席者より示された。
発表資料と併せて議論を追うことができ、
IGCJでの議論の記録につながるため。
効率的なレポート作成のため、登壇者が口頭で発言するプログラムでは、
事前に登壇者へ発言の箇条書きを依頼する案も提示された。
対応事項:
資料1「IGCJ 14レポート案」を、
考える会で8月26日(金)まで確認、確定後8月29日の週に公開。
[事後補足:対応完了]
レポート作成を今後も事務局が担うのか、
ボランティアベースとするのか、検討の余地があるとし、
IGCJ会議のアンケートにて意見収集をする。
■IGCJ 14での「IGF関連報告」について
- 資料2を確認のうえ、IGCJ 14プログラムのうち「IGF関連報告」を中心に議論。
- 複数の登壇者がそれぞれの視点を共有するフォーマットは一部で好評。
- 一方、共有すべき内容に対して時間が限られていた中、APrIGFでの主な議論をどの程度効果的に紹介できたのか反省が示された。
- この反省から、次項のようなアイディアがまとまり、早速試すことが合意された。
■日本からのIGF参加者の相互協力活動
APrIGF報告における反省点を元に、
12月のIGFへの参加者間の相互協力活動として、以下の案が固まった。
- IGCJメーリングリスト上で、IGFへの参加者に呼びかけ、メーリングリストを作成して情報共有を行う。(対象はリモート参加を含むIGF 2016参加者)
- 事前に相談会、事後に振り返り会を行う。
- 相談会を中心に事前に参加予定セッションを互いに共有した上で、分担を決めるなど、全体として多くのセッションをカバーできるように調整する。
- 参加者間での共有を目的に、共通フォーマットの短いレポートを参加したセッションについて作成する。
- 振り返り会でこれを持ち寄るとともに、IGCJ会合での報告を行う。
対応事項:
IGCJのメーリングリストにてグローバルIGF 2016参加者向けメーリングリストの新設の案内、登録希望の募集を行う(事務局)。
3.2. IGCJ 15のアジェンダについて
■資料3に基づいたアジェンダの検討
-
公募に対する応募1件(ネット中立性)
- これに基づき、米国での議論に加えて日本の状況を紹介する。
- 国内議論紹介は本トピックの発表実績のある石田氏が担う。
- ネット中立性に関し検討を行っているJAIPAへ発表協力を相談。
- 8月に韓国で開催されたAsia Pacific Internet Governance Academy (APIGA)を紹介(考える会メンバーより提示された案)。
- IGCJのアンケートで参加者からの希望が示されたテーマは、今回の会議では時間が限られていることから次回以降のプログラム候補とする。
-
前回IGCJ 13でアジェンダに含めたチュートリアルについては、
今回は特に行わないことになった。
-
ただし、「ICANN報告会」をIGCJの前に行うことを予定しているので、
そことの関連についても考慮してプログラム立てを行う必要があるかもしれない。
■プログラム案
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APIGA振り返り(合計30分)
インターネットガバナンスにおける若者の議論参加についての話をして、
APIGAへ文脈を与える(堀田)
日本からの参加者から一言(各5分×3)
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ネット中立性(合計70分)
パートI:
-
米国の議論とルール化の様子
カリフォルニア大学バークレー校/株式会社KDDI総研 寺田真一郎(20分)
質疑5分
パートII
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日本におけるこれまでの議論
日本ネットワークイネイブラー株式会社 石田慶樹(10分)
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JAIPAによる検討・取り組みのご紹介
一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)(20分)
全体質疑:(15分)
対応事項:
応募者への選定通知、
その他登壇・発表者への登壇・発表依頼(事務局・JAIPAへの依頼は堀田)
3.3. Geneva Internet Platform Monthly Briefing (Diplo)
■国内関係者がGeneva Internet Platform Monthly Briefingへ参加する意義
-
資料4に基づき、
グローバルなインターネットガバナンスに関する最新動向が共有され、
参加者が議論できる場であることを紹介(事務局)。
-
まずは考える会メンバーで一度次回のMonthly Briefingに参加し、
国内における有効性を確認する。[事後補足:その後、
同等の情報提供が行われている月例のニュースレターの方が国内のニーズに合っているとの議論のうえ、
一旦参加をとりやめたが今後はニュースレター等を活用し、
広く共有すべき動向確認を行う]
3.4. National Regional IGF
■日本におけるNational IGFの整理・National IGFとしての登録
-
今年のGlobal IGFはNational Regional IGF
(NRI)との連携強化に向けた複数の取り組みが実施されており、
日本としてのNational
IGFとして認知されるうえではIGF事務局への登録が必要であることを説明(事務局)
3.5. グローバルでの意見提出の機会
■グローバルでの各種意見提出の機会への対応
-
資料5に基づき、
グローバルなインターネットガバナンスの場における各種意見提出の機会を紹介、
IGCJでの紹介/日本からの意見提出の必要性を相談(事務局)。
-
過去に各種意見提出の機会をとりまとめて掲載してほしいとの要望がIGCJで表明されたが、未対応。
今後どう対応するか。
対応事項:
資料5に基づき、意見提出の機会をIGCJのWebに掲載し、
このような取り組みについてIGCJで意見を問う。
[事後補足:IGCJ Web掲載完了]
3.6. 別アリーナでの議論との連携
■IGCJとして連携をすべき他の議論の場や組織に関する検討
対応事項:
長期的な検討事項として、考える会の会議の次第に毎回含める。